「何に効くの?」「結局、何が治せるの?」という疑問をお持ちの方へ

鍼灸のイメージ

「鍼灸って、肩こりと腰痛にいいとは聞くけど…」
「あなたのセッションでは、何を治してもらえるんですか?」
「結局、何に効くんですか?」

…このようなご質問をよくいただきます。

そうしたご質問の背景には、もしかしたら
「自分の症状を治してもらえるのだろうか?」
「受けてみて、もし改善しなかったら嫌だなぁ…」
というような思いがあるのかもしれません。

けれど、もし
今あらわれている“症状そのもの”が本当の問題ではなかったとしたら?

もしそれが、あなたの心や身体の奥で起きている
もっと別のアンバランスの現れだとしたら…。

この視点に立ったとき、
「鍼灸は何に効くのか?」
「何を治してもらえるのか?」
という最初の問いの意味は、
少し違って見えてくるかもしれません。

ここから先では、
私が施術を行う上で大切にしている考え方について、
少しお話しさせてください。

そして次に、
最初の問いに対するひとつの見方として、
WHO(世界保健機関)が示している
鍼灸の適応とされる症状の一例をご紹介します。

目次

「何に効くか」より大切にしていること

本題に入る前に、
まず知っておいてほしいことがあります。

東洋医学と西洋医学の違い

一般的にはあまり知られていませんが、
実は鍼灸(東洋医学)と西洋医学では、
病や症状の捉え方そのものが全く異なります。

西洋医学では、
血液検査や画像検査などのデータをもとに病名を付け、
異常が認められた部位に対して治療を行います。

一方で東洋医学では、詳しい問診に加え、
脈・舌・腹・皮膚の状態など、身体に現れるさまざまなサインを丁寧に観察します。

それらをもとに、体質や不調の背景、
心と身体の相互のつながりも含めて原因を読み取り、
全身のバランスを整えていきます。

(同じ「医学」という名前が付いているので、
似ているかと思いきや、太陽と月ぐらい全くの別物です。笑)


この違いを踏まえたうえで、
「では、当院では“何に効く”と考えているのか?」について、
私なりの考えをお伝えしていきたいと思います。

病名や症状にとらわれない施術

一口に鍼灸師と言っても、
考え方やアプローチは本当にさまざまで、
西洋医学的な視点で施術を行っている方も多くいらっしゃいます。

一方で私は、東洋医学の考え方をベースに施術を行っています。
そのため、東洋医学の特性上、
症状を「病名」や「部位」だけで判断することができません。

こうした理由から、私は基本的に
「この病気に効く」「この症状には効かない」
といった捉え方をしていません。

実際に、一見同じように見える症状であっても、
そこに至る原因や経緯、体質や背景は、
お一人おひとりまったく違うからです。


例えば、同じ「頭痛」や「不眠」という症状でも、

  • 体質が原因なのか
  • ストレスが溜まりすぎている身体からのサインなのか
  • ホルモンバランスや自律神経の乱れが原因なのか
  • 身体に残ったままの過去の感情や出来事、心の過緊張が影響しているのか

などなど原因は人によって本当にさまざまです。

そのため当院では、
「この症状だからこの施術」というように、
病名や症状だけを見るのではなく、
その方の体質や、症状の根本にある要因を丁寧に見極めたうえで、
今の心と身体の状態に合った施術を行うことを大切にしています。

その結果として、当院のセッションは、
特定の症状や疾患に限定する必要なく、
幅広いお悩みに対応できる可能性があると考えています。

実際には、
「○○の症状専門」と打ち出した方が人に伝わりやすく、
商業的には有利だと言われることも多々あります。

それでも私は、
「症状に関係なく、必要としてくださる方に来ていただきたい」という思いから、
このスタイルを選んでいます。


当院のセッションでは、
伝統的な東洋医学による鍼灸を軸に、
西洋医学の知見、心理学、ポリヴェーガル理論、
キネシオロジー(筋反射)、潜在意識、エネルギー医学など、
さまざまな視点と手法を組み合わせながら、その方に必要なアプローチを行います。

それにより、
一般的な鍼灸(東洋医学)や西洋医学で扱われにくい、
心や無意識の深い部分にも働きかけていくことが可能になります。

もちろん、
緊急手術が必要な場合や、
命に関わる急性症状などについては、
西洋医学が最も力を発揮する領域です。

東洋医学、西洋医学、そしてホリスティックな視点。
どれか一つに偏るのではなく、
それぞれの得意分野を尊重し、状況に応じて活用していくことが
大切だと私は考えています。


とはいえ、
「一般的には、どのような症状が対象とされているのか」を
知りたい方もいらっしゃると思います。

その参考として、
WHO(世界保健機関)の発表をメインとした
鍼灸の適応疾患の一例を以下にご紹介します。

先にお伝えした通り、
当院のセッションは症状を限定したものではありませんが、
ひとつの目安としてご覧ください。

鍼灸の適応症となるもの

神経系疾患

神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、片頭痛、緊張性頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー、三叉神経痛、顔面麻痺、末梢性ニューロパチー、ポリオ後遺症、メニエール病、神経性膀胱障害、夜尿症、肋間神経痛、頸腕症候群、五十肩、テニス肘、坐骨神経痛、腰痛、変形性関節症、関節炎、自律神経失調症、末梢神経系疾患、多発性筋炎、神経性膀胱障害など

運動器系疾患

関節炎、リウマチ、頸肩腕症候群、脛痛捻挫後遺症、五十肩、腱鞘炎、腰痛、外傷の後遺症(骨折、打撲、
打撲による麻痺、むちうち、捻挫、外傷性神経症)、膝関節痛、全身性筋肉痛、書痙(局所性ジストニア)、痙性斜頚、チック、脊椎過敏症など


循環器系疾患

心臓神経症、動脈硬化症、高血圧・低血圧症、動悸、息切れ、神経性狭心症、不整脈の一部、心臓神経症など


呼吸器系疾患

気管支炎、気管支喘息、風邪(感冒)および予防、急性上顎洞炎、急性鼻炎、急性扁桃炎、急性咽頭炎、急性気管支炎、過呼吸症候群、神経性咳嗽など


消化器系疾患

胃腸病(消化不良、胃下垂、胃酸過多症、下痢、急性細菌性下痢、便秘、麻痺性イレウス、急性・慢性胃炎、慢性・急性十二指腸潰瘍、急性・慢性腸炎、消化性胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、過敏性大腸症候群、下痢便秘症、神経性嘔吐症、腹部膨満症、呑気症)、胆裏炎、肝機能障害・肝炎、痔疾、食道・噴門痙攣、しゃっくり、神経性食思不振症など


代謝内分秘系疾患

バセドウ病、糖尿病、痛風、脚気、貧血、肥満症、心因性大飲症、甲状腺機能亢進症など


生殖、泌尿器系疾患

膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、夜尿症、過敏性膀胱、インポテンツなど


婦人科系疾患

乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、無月経、不妊症、冷え性、血の道症、不感症、更年期障害など


耳鼻咽喉科系疾患

中耳炎、耳鳴、難聴、メニエール病、鼻出血、鼻炎、ちくのう、咽喉頭炎、扁桃炎、咽喉頭部異物感症、乗り物酔い、嗄声、失声、吃音など


眼科系疾患

眼精疲労(疲れ目・ドライアイなど)、仮性近視、近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい、白内障、中心性網膜炎、原発性緑内障、眼瞼痙攣など


皮膚系疾患

神経性皮膚炎、皮膚掻痒症、湿疹、円形脱毛症、多汗症、慢性蕁麻疹など

口腔系疾患

歯痛、抜歯後疼痛、歯肉炎など

小児科疾患

小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)、小児喘息、アレルギー性湿疹、アレルギー、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善、夜驚症、腺病質、小児消化不良症など

その他

臀部・腰部・手足の冷え、肩凝り、のぼせ、不眠等の不定愁訴など

参考:
・「鍼灸に関するWHO地域間セミナー」鍼治療が有効と主張された疾患群の暫定リスト/1979年
・世界保健機関(WHO)鍼灸治療の適応症/1986年
・公益社団法人日本鍼灸師会「鍼灸療法で有効性がある病気」

当院が目指すところ

改めて、鍼灸治療および当院のセッションは、
自然治癒力を引き出し、身体本来の力で改善していくことを主な目的としています。

その結果として、

  • 自律神経機能の調整
  • 疼痛の緩和
  • 血液・リンパ循環の向上
  • 関節可動域の向上
  • 心肺機能の活性化
  • 内臓諸器官機能の活性化
  • 身体機能全般への作用
  • 心身の緊張緩和
  • 精神的ストレスの軽減
  • 精神の安定

などが期待できます。


その上で、何より私が大切にしているのは、
「症状のある、なし」にとらわれることなく、
その人があるがままの自分でいられる感覚を取り戻し、
心地よく日々を過ごせる状態へと整っていくことです。

施術を通して、
生きることそのものが少しでも楽に、少しでも楽しく感じられるような、
そんな変化をサポートできる存在でありたいと考えています。

ゆき
鍼灸師・カウンセラー
「生きづらさを抱える方に、心も身体もゆるんで、本来のあなたらしく輝く人生をサポートしたい」
そんな想いから、東洋医学・西洋医学・心理学・ポリヴェーガル理論・キネシオロジー(筋反射)・量子力学・潜在意識・エネルギー医学などを組み合わせた鍼灸とカウンセリングで、“本来のあなた”に還るお手伝いをしています。

人は本来、自分自身で整う力を持っています。
不調を改善したい、なんとなく生きづらい、心から楽になりたい…。
そんな時は自分の内にある力を信じ、ぜひ“あなたらしさ”を取り戻しにいらしてください。
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